全国から、教員、学校司書、図書館司書、読書ボランティア、作家、大学の研究者のほか、子供の読書に携わる幅広い参加者が集う「第56回 日本子どもの本研究会全国大会」が7月27、28日、東京・渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された。主催は(一社)日本子どもの本研究会。2つの講演会をはじめ、5つの講座、6つの読書会、4つの夜のつどい、9つの分科会などが開催された。
基調報告(=写真上)は同研究会の代田知子会長による「子どもの『読みたい気持ち』を呼び起せ」、記念講演は絵本作家の田島征彦氏「ぼくの絵本づくり」。田島氏は自らの作品づくりについて語ると共に、『じごくのそうべえ』『ふしぎなともだち』『なきむしせいとく』の読み語りを行った。
講座や分科会ではそれぞれのテーマで、講師による講演などの他にも、参加者同士が話し合ったり、グループワークやワークショップなど、時間をかけて学び合った。27日の講座A「これまでの子どもの読書運動に学び、今とこれからを考える」では、同研究会第8回実践研究賞を受賞した千竃(ちかま)八重子氏の取組、また今年3月に逝去した、同研究会元事務局長の広瀬恒子氏について話し合うひと時となった。
次回開催「第57回 日本子どもの本研究会2025 沖縄大会」は2025年10月11・12日、場所は沖縄県市町村自治会館(那覇市旭町)。
問合せ=沖縄県子どもの本研究会https://ehonken.okinawa/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年9月23日号掲載