2025年の大阪・関西万博開催が近づいてきた。そもそも「万博」とは何か、日本と万博の出合いはいつか、SDGsとどのように関係しているのか。本書ではそれらの疑問に応えると共に、万博の170年の歴史をその起源からひも解き、「BIE条約(国際博覧会条約)」などの基本情報、これまでの開催テーマ、興味深い数々のエピソード、最新の話題など、資料や写真と共に紹介する。
万博は「世界の歴史を大きく変える役割を果たして」きた。今回の大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、「人類共通の課題解決に向けて、世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場」を目指しており、各パビリオン出展者は、SDGsの17の目標から、必ず1つ以上を展示に盛り込むことを求められている。2030年のSDGs達成に向けての役割に期待が高まる。
巻頭では第二次世界大戦までに各国で開催された万博のポスター、日本で開かれた5回の万博をカラーで紹介。「万博予習クイズ」「テーマクイズ」も挑戦したい。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年6月17日号掲載