ポプラ社が小・中学校向けに展開している教育ICTプラットフォーム『MottoSokka！(もっとそっか！)』を通じて提供するオンライン事典サービス『Sagasokka！』は、2022年4月のサービス提供開始から2年が経過。このほど全国の利用校にアンケートを実施し、児童生徒816人、教員59人から回答を得た。
児童生徒向けアンケートでは、調べることに対して積極的になったり、｢調べてみたいことや興味があることが増えた｣といった興味・知識への前向きな変化が見てとれる
児童生徒からの回答では、『Sagasokka！』を通じて｢気になったことや、分からないことを調べることが増えた｣｢調べることが楽しくなった｣等の回答が多く、調べることに積極的になるといった変化があったほか、委員会活動や自主学習などでも活用されていることが分かった。
前身サービスである同社の『ポプラディアネット』はコンピュータ教室向けのものだったが、1人1台の端末向けのサービスとしてリニューアルしたことで契約数を伸ばしている。今回のアンケートでは、調べ学習・探究学習のためのニーズの高まる実態がうかがえた。
授業で利用した教員からは｢『Sagasokka！』で調べれば正しい情報をダイレクトに得ることができ(中略)おすすめサイト(外部サイト)など、こどもたちの好奇心を満たし、発展につながる道筋が用意されている｣｢全員が手元の端末で必要な情報を収集することができるので、こどもたちが各自のペースで、それぞれの興味に応じた調べ学習を進めることができた｣といった声が寄せられている。
同社では授業活用に役立つワークシートなどを増やすなど、スムーズに利用するための取組を進めているほか、事例も積極的に発信。Webサイトで小学校低学年から中学生までの活用事例を公開している。(https://kodomottolab-mottosokka-case.poplar.co.jp)
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年6月17日号掲載
