新しい(学校)教育の扉はコミュニティ・スクール‘という。教員や学校関係者だけが教育を担うことは限界となっている現在、コミュニティ・スクールは学校が地域と持続的に協働しながら子供を育てていく仕組みだ。コミュニティ・スクールの現在・過去と今後の展望を対談形式で紹介。また具体的な作り方について、広島県府中市を参考事例として紹介する。
コミュニティ・スクール、学校運営協議会、地域学校協働本部、学校評議員、理事会、地域学校協働活動推進員、PTA等々の違いは何か、Q&A形式で制度の違いについて解説。国内外の事例も取り上げる。
文部科学省では2022~24年がコミュニティ・スクールの重点期間とする。学校運営協議会と地域学校協働活動の一体的推進が法的にも整備された。これから設置を行うところは、より効果的に活動をスタートできるという。関連書類のサンプルも収録。コミュニティ・スクール導入の「ガイド」として、学校・地域・教育委員会・議会の説明の際にも活用できる一冊。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年2月19日号掲載