一般ユーザー向けに、サイバーセキュリティについてリスクを低減するための知識を解説する。自分用のスマートフォンやPCを持つようになった児童生徒やその保護者にお勧めの一冊。
サイバー攻撃や情報漏洩事件は、ハッキングが原因となるだけでなく、使う人の些細なミスや習慣がきっかけである場合も非常に多いという。「パスワードを単純な単語にしない」などのセキュリティ対策を“なんとなく知っている”から一歩踏み込み、「具体的にどのようにパスワードが解析されるのか」「定期的に配布されるアップデートファイルを適用しないと、どのような危険があるのか」を理解することで、より強く自分の身を守れるようになる。
“相手を騙す”ことから始まるサイバー攻撃の典型的な手口はどんなものか。よく聞くハッキング、脆弱性とは何か。「サイバーセキュリティの基本的な考え方」「情報を守るための技術」を解説しながら、インターネットの仕組みや、情報セキュリティの三大要素「機密性・完全性・可用性」、法律や制度も取り上げる。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載