SDGsの目標実現の一歩となりうる、世界に誇る最先端の技術を活かした製品は日本にたくさんある。しかも、それは大企業ではなく、中小企業や町工場で作られている。あまり知られていないそれらの取組を紹介する。『1 食品ロス』では、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」とその「ターゲット3」に関連した取組を集めた。
未利用魚を活用する「フィシュル」は㈱ベンナーズの事業。網にかかっても、規格外やあまり名前を知られていないために通常は捨てられてしまう魚を、サブスクで消費者に提供している。他にも国産野菜で作られた食べられるスプーン「PACOON(パクーン)」(㈱勤労食)、ごみの中身と容器を分別する機械「分離職人」(㈱モキ製作所)などを取り上げ、それぞれ「SDGsにどのように役立つのか」、取り組んでいる企業や団体へのインタビューでその背景や反響、今後の展望なども聞く。
『2 リサイクル』『3 世界・くらし』の全3巻で、日本の30の取組を収録。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年8月21日号掲載