産業用ロボットをはじめ、医療、建築、農業、物流、災害現場、飲食店、家庭ではおそうじロボットや人工知能(AI)を搭載した家電製品など、さまざまな場面でロボットは私たちの生活を支えている。今後ますますその活用が広がると予想される中、本書ではロボットと人体を比べ、それぞれの似ているところ、違うところを詳しく解説。「ロボットと人間、速いのはどっち?」「手の指と感触」「声が出るしくみ」など、イラストも交えながら紹介する。
「ロボットは人間の代わりにいろいろな仕事をするから、人間のからだのしくみをまねて作ることが多い」。例えば、人間が目や耳、舌などで色々なことを感じとって行動するように、ロボットもセンサーを使って周りを感じているのだ。
動きのメカニズム、感じたり考えたりするしくみなど、1つ1つ丁寧に見ていくことで、ロボットだけでなく人体についての理解も深めることができる。自分のからだや身近なものを使って試せる「やってみよう!」や「考えてみよう!」「まめ知識」も楽しい。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年8月7日号掲載