SDGsをめぐって、身近な「食べること」や農林漁業から「問い」を立て、探究を深めていくシリーズ。
扱われるテーマは、気候変動、生物多様性、紛争と難民問題、寿司・お茶・大豆からたどる日本の食卓、パーム油のプランテーションをめぐる諸問題、培養肉などのフードテック、海洋プラスチックごみ、バイオエネルギーと林業など78テーマにのぼる。世界が直面する課題を約80名の専門研究者や国際機関の職員、NGO担当者などが分担執筆。4頁の記事でコンパクトに解説する。
オールカラーで写真やグラフも充実。「地理総合」をはじめ、探究型の学習のヒントが満載で、大人の読み物としても楽しい。
①『ほんとうのグローバリゼーションってなに? 地球の未来への羅針盤』(池上甲一、斎藤博嗣/編著)、②『ほんとうのサステナビリティってなに? 食と農のSDGs』(関根佳恵/編著)、③『ほんとうのエコシステムってなに? 漁業・林業を知ると世界がわかる』(二平章、佐藤宣子編著)の全3巻。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年6月19日号掲載