教職の学生と、学校現場で活躍している教員を対象に、授業のつくり方をID(インストラクショナルデザイン)の考え方にならって詳説する。2019年刊行の好評テキストを、2022年に改訂された教職課程コアカリキュラム「教育の方法及び技術」と「情報通信技術を活用した教育に関する理論及び方法」に対応して増補改訂した。
「未来の学校」がどうなるのかは予測が難しく、また学校の学びの日常そのものも多様であり、さらに教員自身も多様だ。だからこそ「さまざまな教育方法に目を向け、柔軟に対応できる教師をめざすことに価値がある」。教育の方法に着目し、どんな共通点やバリエーションがあるのかを扱う。
ICTを活用しながら学習指導案をつくり、実践し、振り返りができるように各章を配列。第1章のカイダンス「これからの子どもたちに育みたい資質・能力」から、授業の設計の基礎、実践の基礎、設計の実際、情報化への対応、授業の実施までを15章で解説。巻末には学習指導案のひな型を収録、Webサイトからダウンロードできる。
教育家庭新聞 新春特別号 2023年1月1日号掲載