13歳からのお役立ちシリーズ最新刊。著作権について正しく知り、生活に生かすための入門書。随所に実生活に基づく具体例やイラストによる補足説明があり、子供はもちろん、著作権は難しいと思いがちな大人も手に取りやすい。
インターネットやSNS等の発達・普及により、誰もが手軽に作品を閲覧、発信できるようになった。日々多様な著作物と関わる中で、「作品を作った人の権利を守る」著作権の正しい知識と感覚を身につけることが求められている。
「著作権って何のためにあるの?」「人の作品を使いたいときは?」等これだけは知っておきたい著作権の目的や例外を解説した入門編、「友だちと二人で作った作品の著作者は誰?」等著作者にどんな権利があるのかを学ぶ初級編、侵害したら・されたらを考える中級編、法律・制度を示した番外編の全4編。
監修者は、「許可を得れば利用してよいという基本と、自由に利用できる場合を知り、前向きに著作権の利用について考えてほしい」としている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年9月5日号掲載