給食はどうやってできるの?栄養士ってどんな仕事?小学校の給食室から子供の疑問を解決。
栄養士の山川さんは学校へ出勤したら、体調チェックをすます。身支度を整え、ほこりや髪の毛が入らないように、帽子、エプロン、背中にローラーをかける。ブラシを使って2回手洗いする。どれも、安全な給食のために欠かせない。
野菜や肉などの材料が届いたら、新鮮かどうかを確かめたり、中に異物が入っていないか調べたりする。きちんと冷やして運ばれたかどうかも温度を測って確認。多くのチェック項目がある。
そして450人分の調理開始。たくさんの人の作業のおかげで、おいしい給食が完成するのだ。
栄養士の仕事は、調理のほかに、食育指導・洗浄・掃除・献立作りなど多岐にわたる。まるで現場に入り込んだような臨場感のあるカメラワークで、生き生きと仕事場を描く。後見返しの給食室立体間取り図も楽しい。
コロナ禍のために人と距離をとる食事が増えてしまったが、「食事を楽しむ」ことの大切さを再認識したくなる。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年8月15日号掲載