英語のプロジェクト型学習は、英語を使用する目的や相手、内容がはっきりしているだけではなく、自分の思いや考えを表現する。ALTや外国の人達との交流や発表などを通して、授業で学んだことが役に立っている実感を得られるはずだ。「学校の教科だから(あきらめて)勉強」するのではなく、「能力を身に付けたい(から勉強したい)」と思わせることができる授業を目指す。
現場の取組、授業作りの視点や評価のポイント、教材開発のヒントとなる情報を提供する。「理論編」では「発信活動につなげる受信/Reading指導」「パフォーマンステスト(やりとり)の在り方について」等。
「実践編」では全国の小・中学校、義務教育学校の10の事例を紹介。市内にある米軍基地内の小学校との交流を通した4、5年生の活動や、学校行事と関連づけた「修学旅行の行き先を校長先生にプレゼンしよう」等。地域から世界につながる実践、ALTとの活動でコミュニケーション力をつける実践、教員自身が取り組んだ授業改善などが紹介されている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年8月1日号掲載