AI時代の子供たちに必要とされるのは、未知に挑む「プロジェクトマネジメント」の力。その基本を、小中学生にとって身近なことに当てはめて解説する。小学5年生の悠真を主人公に、プロジェクトマネージャーの仕事をしている叔父のタクヤが指南役となり、マンガと図解、さらに読者が手法を体感できるワークも盛り込む。
子供が自分で取り組む「夏休みの自由研究」、自分の家族「お母さんへのサプライズ」、学校の「クラブ活動の発表会」、地域における「子どもまつりプロジェクト」と、プロジェクトの規模を広げていく。その過程で「目標を作る」「計画を立てる」「実行する」「リーダーになる」「人生をマネジメントする」と、目標達成にむかうための具体的なスキルや知識を身につけていく。
プロジェクトは目標を立てることから始まるが、つまずいたら「目標を変える」こともアリ。本来の「目的」を忘れないことが大切だ。
巻末では「タスク」「マイルストーン」「リスク」等の用語解説も掲載。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年7月4日号掲載