感覚器制限付き運動「目隠し遊び」は、視覚障害者サッカーの一つである「ブラインドサッカー」にヒントを得て考案された。①身体の使い方への気づき、②言葉の使い方への気づき、③障害者への気づき、の3つの気づきをもたらす運動だ。授業に取り入れることでインクルーシブ教育につながるだけでなく、普段の生活の中のコミュニケーションの取り方にも生かすことができる。
アイマスクなどを使って視覚情報を遮断した仲間と、二人一組やグループを作って行う。「目隠しウォーキング」等のウォーミングアップ、「だるまさんが転んだ」「目隠しボーリング」等のゲーム、ボディバランス等のトレーニングも写真や動画で丁寧に解説する。楽しんで運動することが様々な“違い”について考えるきっかけとなり、多様性のある社会に欠かせないニュートラルな心を育み、生きていくために必要な力を育んでいく。
インクルーシブ教育や特別支援教育について解説。7種類の障害者サッカーの紹介、インタビュー「障害を持つ子どもとスポーツ」等も収録。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年7月4日号掲載