国際協力や開発課題などに取り組んでいるJICA(独立行政法人国際協力機構)は、「世界とつながる私たち~未来のための小さな一歩~」をテーマに「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」を開催、9月11日(日)までの期間で応募を受付けている。総合的な学習の時間、社会科、英語など様々な教科と関連づけられ、学びを生かして取り組めるため夏休みの課題に学校単位の応募も多いという。
中・高生に国際協力について考えるきっかけにしてもらう目的で、今回のテーマには世界や将来に向け何が出来るのか、学んだことを生かし、自分が考え行動できる事をエッセイにまとめた作品が期待されている。
例えば、地域の外国人や留学生、ニュースで知った世界の災害や紛争、農水産物が世界とつながっていると感じた瞬間などが想定できる。
昨年度の応募学校の指導教員からは「SDGsなどの学習をふまえて考えたことが表現しやすく、生徒が取り組みやすかった」、「グローバル教育の一環として取り組むことができた」、「字数が丁度よく生徒が取り組みやすい」などの意見があった。また夏休みが明けて教員が指導しやすい時期に締切りが設定されていることから、学校応募として取り組みやすい。
上位入賞者(中高各部門の最優秀賞3人・優秀賞3人/合計12人)には副賞として事前研修を含めた約1週間の海外研修がある。今年度の研修先はマレーシア(予定)だが、過去にはベトナム、ラオスなどで行われた。また参加賞として昨年度は紙製のファイルと世界地図が贈られた。
同コンテストは今回で高校生の部が61回目、中学生の部は27回目。昨年度の応募数は中学生の部2万3170点、高校生の部2万5215点。※右のSDGs教材はJICA地球ひろばのHPからダウンロードできる。
JICA地球ひろばHPから応募書類・原稿用紙をダウンロード可能▽中学生本文1200字(原稿用紙3枚)以内、高校生本文1600字(同4枚)以内▽「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2022運営事務局」へ郵送▽締切り9月11日、消印有効
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年6月20日号掲載