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図書館

児童生徒の端末と学校図書館を結ぶために現場の教員に向けて発信『どう使う? 学校図書館と1人1台端末 はじめの一歩』

2022年4月25日
2022年 春の学校図書館特集

(公社)全国学校図書館協議会/刊 1980円
オールカラー・80頁

書籍『どう使う? 学校図書館と1人1台端末 はじめの一歩』が3月末に刊行された。GIGAスクール構想により1人1台端末が配備され、教育方法が急激に変化を遂げる中、「学校図書館とICT活用のベストミックス」を図ることを目指すものだ。実践事例とそれに合わせた活用のヒントを豊富に収録しており、本書編集委員会では「すべての現場の先生方に手に取って欲しい」としている。

「第1章 1人1台端末時代の学校図書館」「第2章 (学校図書館×ICT)活用のベストミックスを目指して」「第3章 (学校図書館×ICT)活用授業事例」「第4章 (学校図書館×ICT)学校図書館活用ヒント」で構成されている。

第1章では、学校図書館と「教育の情報化」の、共通領域について触れている。両者の違いは使用する資料と機器の範囲。学校図書館とICTが協力・連携することが必要であり、学校現場ではこの動きが始まっている。

第3章では、学校図書館とICTの両面からの支援を行った授業事例を紹介する。全国SLA主催「情報活用授業コンクール」の優秀賞受賞校など、小学校4、中・高等学校6、特別支援学校・学級2の事例を収録。各事例は見開き2頁で掲載しており、左頁で学校図書館の情報教育の取組などを掲載。右頁では学習の、どの場面でどのように、学校図書館とICTが関わっていったのかを、実践を基に簡略化して図解。ひと目で活用の流れがわかるようになっている。

第4章ではICTも取り入れた学校図書館活用のヒントを紹介する。小学校(低・中・高学年)、中・高等学校で、各教科、また複数の教科を組み合わせた授業等での活用を、テーマと使用する情報資料の例を挙げてコンパクトにまとめた。また児童生徒の端末と、学校図書館を結ぶために、端末のトップ画面に学校図書館のアイコンを乗せる、「GoogleClassroom」や「ロイロノート・スクール」などの活用事例などもある。

編著者:全国学校図書館協議会『どう使う? 学校図書館と1人1台端末 はじめの一歩』編集委員会

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教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2022年4月18日号掲載

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