「コンピュータ」や「インターネット」と同様に、「AI」はこれからの普通の生活になくてはならない道具の1つになり、誰もが使い、助けられる、そんな存在になるだろう。AIの仕組みや、何ができるのか、生活にどのように関係してくるのかを、1つずつ丁寧にひもといていく。
「AI」という言葉が出来たのは1956年のアメリカ、通称「ダートマス会議」と意外と古い。現在は3回目のAIブームと言われている。AIの歴史や、AIと人間の“考え方”の特徴とその違いも興味深い。「AIができる会話とできない会話」では、AIが雑談が苦手であることの理由がよくわかる。ゲームやロボット、車、スマートシティ、医療、ニュース、教育、アート、農業やネットショッピングなど、身近な生活や未来がAIによってどのようになるかを、平易な文章で解説。AIの第一人者として多方面で活躍してきた著者が、次世代を担う子供たちに向けて、AIの可能性について論じる。AIの学習方法についてゲーム感覚で学べるコーナーも。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年4月4日号掲載