学校現場のさまざまな課題を、カウンセリングの手法とアイデアで円滑な対応に結びつける。各章の冒頭にチャート図を掲載し「こんな時、どうしたらよいのか」といった仕事の流れをすぐに見つけられるように工夫。現場をよく知る執筆陣による実践書シリーズ。
本書ではスクール・カーストやSNS、思春期が早くなっている等の最新の子供事情と支援の視点と共に、各章のテーマ「不登校」「いじめ」「多様な背景」「性」「スマホ・ネット」「教師に反抗」「問題行動」「コミュニケーション」「家庭の問題」「メンタルヘルス」で、気にしたい子・困っている子たちへの支援を取り上げていく。
2011年刊行の前シリーズを全面大幅リニューアル。インクルーシブ教育やSDGsの視点など、最新のテーマと実践手法を盛り込んだ。他に『1 学級づくりと授業に生かすカウンセリング』『3 特別支援と愛着の問題に生かすカウンセリング』『4 保護者とのよい関係を積極的につくるカウンセリング』『5 「チーム学校力」を高めるカウンセリング』。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年3月7日号掲載