1人1台端末のカメラ機能はさまざまな場面で活用される。自分で制作した作品、観察、実験、観測、校外学習、インタビューなど、記録や資料として写真撮影は行われる。写真撮影の基本であるフレーミングや、タブレットPCならではの撮影のコツについて、教科に沿った被写体を取り上げながら紹介する。
児童生徒に向けてやさしく丁寧に解説。本書の家庭科編「調理実習を撮ろう」では、材料や出来上がった料理の撮影の仕方について。デザートを撮る際には、窓際など光が当たる場所で撮影すると、美味しそうなキラキラした写真になる。「理科編」では、校庭で見つけた虫、植物の成長のようす、雲と天気、流れる水の働き、BTB溶液の色の変化、等々。
どんなアングルで撮るのか、背景の色といったセッティング方法や、ズームの活用、色々な角度で撮ってみるなど。上手に撮影できれば、嬉しさもひとしおだろう。
全3巻。「①完成した作品を撮ろう~図工・美術編」「③見学先の施設を撮ろう~国語・社会・体育編」(3月10日発売)。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2022年3月7日号掲載