(公財)高橋松之助記念顕彰財団は、「朝の読書大賞」歴代受賞校42校に対し「コロナ禍における読書推進活動アンケート」を実施した。それによると、臨時休校までほとんど準備期間のない中で、74%が「休校中に何らかの読書推進活動」を行ったことがわかった。
アンケートは昨年9月に発送し、10月末までに全校から回答が集まった。未曾有の状況下において、児童生徒の安全を守りながら読書活動に取り組んだ各校の様子が自由記述で紹介されている。休校中の具体的な内容では「児童による『おすすめ本』紹介カードを作成した」(小学校)、「生徒に合わせて具体的な読み方を提示しながら読書を推奨した」(中学校)、「国語科のWeb授業の配信の際、読書の呼びかけを行った(高等学校)、「学校通信やHPの校長コラムで呼びかけた。休校中の学習課題として読書を課していた教科が多かった」(一貫校)などがあった。また休校措置解除後の「朝の読書」「読書活動」の状況や、コロナ禍で感じた読書の効果や影響、読書活動における苦労などについても尋ねている。
アンケートの集計結果の概要は同財団HP(www.takahashi-award.jp/)で公開しているほか、詳細までまとめた冊子を希望者に無料で贈呈している(先着50名)。希望者は同財団事務局までメール(hara@ajpea.or.jp)またはFAX03・3266・1855まで、氏名・住所・電話番号を送付する。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年3月15日号掲載
