• StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
図書館

発泡スチロールの利用コロナ禍で変化 断熱性や緩衝性に優れリサイクルも

2020年11月17日

保冷ボックスや家電の梱包材など、私たちの暮らしに身近な発泡スチロール。断熱性や軽量性、緩衝性に優れていることに加え、リサイクル性が高く、長期利用もできることから、その用途の幅を広げている。

従来、鮮魚などの海産物を取り扱う「水産」部門での発泡スチロールの利用が最も多いが、今年はコロナ禍による‘巣ごもり需要’が増えたことから、発泡スチロールの用途も拡大している。
そのうちの1つは食品の宅配で活用されているボックスだ。軽くて丈夫、緩衝性や保冷に優れていることから利用されている。外食を控え、自宅で食事をする機会が増えたことから需要が伸びた。ボックスは丈夫で繰り返し使用されるため、ごみの排出量も抑えられる。また家庭で過ごす時間も長くなったことから、リラックスできるビーズクッションも好調な売れ行きだ。

食材の宅配による利用が増えた

食材の宅配による利用が増えた

緩衝性を活かしたビーズ クッションも好調

緩衝性を活かしたビーズ
クッションも好調

発泡スチロールに関する情報発信や、リサイクルの取組を推進している発泡スチロール協会は、発泡スチロール(EPS)の部門別出荷量を集計している。今年4月~9月までの出荷量は、「水産」「農業」「弱電」「建材・土木」各部門の前年比が90%前後であるのに対し、宅配用ボックスやビーズクッションなどが含まれる「その他」部門は、4~6月が100・7%、7~9月が112・3%となった。

なお、使用済みの発泡スチロールは再資源化されており、2019年度の使用済みEPSの有効利用率は89・5%だった。同協会では2020年度の基本方針として「発泡スチロール(EPS)の優れた特性で地球環境を守ります」をビジョンに掲げている。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年11月16日号掲載

  • フィンランド教科書
  • StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
最新号見本2024年11月18日更新
最新号見本
新聞購入は1部からネット決済ができます

PAGE TOP