産業廃棄物の処理・リサイクル事業を手掛ける三洋商事(株)は、全国の小学校を対象に、SDGsや環境問題に関する授業を行う授業プロジェクト『全国無料エコスクール』(エコ・すく)をスタートする。11月から参加校の募集を開始した。
同社では2009年より、環境教育活動の一環として小学生を対象に環境の授業を行う「エコスクール」活動を実施。体験学習の機会として、これまで80回以上行われている。
今回スタートした『全国無料エコスクール』では、新型コロナウイルス感染症対策のため、オンラインで授業を行う。これまで工場見学などの都合によりエリアが限定されていた授業が、オンラインにより全国の小学校で可能となった。希望があれば教室に訪問して授業を行うこともできる。
対象となるのは、全国の小学校で、中学校・高等学校の場合は要相談。授業時間は60分程度となる。Zoomなどのビデオ会議システムで教室をつなぎ授業を行う。授業テーマは、「リサイクルについて」「SDGsについてとその例」「海のごみ問題」「食品ロス問題」等、各学校の希望に応える。授業料金は無料。問合せ・申込は同社HP()または、地球環境・未来創造部のメール(mirai@sanyo-syoji.co.jp)まで。
これに先立ち、10月16日には(国)千葉大学教育大学附属小学校で「海洋ごみ」に関する授業を実施。3R(リデュース・リユース・リサイクル)の重要性やSDGsの意味・目的などを伝えた。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年11月16日号掲載