「エコプロ2019」が12月5~7日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。主催は(一社)サステナブル経営推進機構と日本経済新聞社。同時開催展は「第4回ナノセルロース展」「社会インフラテック2019」「気候変動・災害対策Biz 2019(第1回環境・再エネ・レジリエンス展)」。小中高等学校の児童生徒も多数訪れ、総来場者数は15万5818人。
日本を代表する環境総合展示会である同展では、国の施策や地方創生につながるSDGsと事業との結びつきを産官学民各々の立場から紹介。
参加企業はエプソンなどの機器メーカー、王子グループなどの製紙メーカー、NTT東日本、日本テクノ、パナソニック、立命館大学、JFEスチールなど様々な業種の企業や関連団体、自治体、NPO法人、大学など多岐にわたり、全515社・団体が出展した。
児童生徒も来訪し、各企業やリサイクル普及活動を推進する組織団体のブースが賑わった。
発泡スチロール協会では、発泡スチロールの断熱性実験のほか、YouTubeでも活躍する「できたくん」が発泡スチロールを切り抜いて絵を作るショーを披露。スチール缶リサイクル協会では、クイズラリーなどで磁石を利用して分別されるスチール缶の素材の特長を学ぶ子供たちの様子が見られた。日本地熱協会では、圧力鍋などの身近な道具を使って地熱発電所の構造を解説するコーナーが提供された。
里山保全活動に取り組む世田谷区立明正小学校、多摩市立豊ヶ丘小学校など、先進的な取組を行っている学校も出展。子供も大人も理解しやすいよう、各地・各団体での動向が詳しく説明されていた。
次回の「エコプロ2020[第22回]」は、2020年11月26~28日まで東京ビッグサイトの西ホールで開催する。11月26日と27日には南ホールで「社会インフラテック2020[第3回]」「気候変動・災害対策Biz 2020[第2回]」も同時開催する。
教育家庭新聞 新春特別号 2020年1月1日号掲載