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図書館

学校図書館長研修会 担当教諭らと合同で<清瀬市教育委員会>

2019年7月23日

東京都清瀬市教育委員会は6月13日、市内小中学校の校長と、各校の学校図書館担当教諭、学校図書館支援員(学校司書)合同の研修会を実施した。校長と学校図書館担当者は学校図書館の役割などについて改めて確認し、自校の取組について話し合う場となった。講師は全国SLA学校図書館スーパーバイザーの福田孝子氏。

「読書の清瀬」掲げ
具現化に向けた取組

校長と担当教員、支援員が共通認識を持つ

校長と担当教員、支援員が共通認識を持つ

2016年度の「清瀬市教育委員会目標」の中では、「読書の清瀬」を掲げている。蔵書の充実、読書センター・情報センターとしての学校図書館の環境整備を進め、図書館運営支援員等の活用を一層充実させ、児童生徒の自主的・主体的な学習や読書活動の推進を行うこととしている。

さらに今年3月には「第3次 清瀬市子供読書活動推進計画」を策定。中学校の全校で文部科学省の学校図書館図書標準100%を確実にするほか、市で独自に選定したブックリスト「清瀬の100冊」を教員自身も読み、子供たちにその魅力を知らせ、読書を促すことなどを示した。

今年度は4月に各校の校長に「学校図書館長」を発令した。加えて、授業で活用するための蔵書をサポートするねらいで、公共図書館と各校を結び図書資料を運ぶための配車の運用もスタートしている。

今回の研修会も、こうした授業での図書活用に注力する取組の一環であり、「学校図書館長連絡協議会」の研修会と、学校図書館担当教諭を対象とした「読書活動推進員会」を兼ねて実施された。

福田氏は研修会の冒頭で、昨年6月に文部科学書が今後の教育政策の方向性としてまとめた「Society5・0に向けた人材育成~社会が変わる、学びが変わる」を紹介。文章や情報を正確に読み解き、対話する力など、求められる力について解説した。

学校図書館法をはじめ、文部科学省が昨年4月に示した「第4次 子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」など、学校図書館関連の動きを説明した。

2016年の通知「学校図書館ガイドライン」については、参加した校長や教員らが順に読み上げる形で研修を進めた。「校長がリーダーシップを強く発揮するよう努めることが望ましい」といった点や、学校司書の役割、また図書資料のほか雑誌、新聞、視聴覚資料、ネットワーク情報資源、ファイル資料、パンフレットなど、さまざまなものが学校図書館の図書資料である点も確認。蔵書の配分比率、自校の教育にあった学校図書館づくり、職務分担表など、具体的に学校図書館運営に係る内容も取り上げた。

マネジメントにも関心

各校ごとの話し合い、自校での取組や課題ついて活発な意見が交わされた。

参加者からは「自校では読書旬間の実施や読書郵便など、比較的学校図書館の活用ができている、と確認できた。今後はネットの活用など、情報センターとしての役割も充実させたい」(小学校校長)、「今日の研修で学校図書館長の役割が具体的に学べたので、意識も高まった。タブレットPCによる学習も含め、図書館長としてマネジメントしたい」(中学校校長)、「新聞をもっと活用したい。9クラス分3紙購読が理想」(同)、「学校図書館をもっと授業で使って欲しいと思った」(小学校担当教諭)などの声があった。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2019年7月22日号掲載

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