「ポプラ社2018 全国学校図書館POPコンテスト」が初開催された。全国から8000点以上の応募があり、3月1日には最優秀作品10部門40点が発表された。
「POPコンテスト」は読書推進の一環として、また学校図書館サポート事業として実施された。企画した同社では、「ポプラ社 POP制作キット」をオリジナルで5万セット作成。全国の小・中・高等学校に、コンテストの案内と一緒に送付。昨年4~12月に児童生徒のPOP作品を募集し、314校から、8211点の作品が寄せられた。
最終選考会は2月13日、同社内で行われた。“POP王”として活躍する三省堂書店の内田剛氏、ポプラ社代表取締役の長谷川均氏が選考にあたり、「POP王賞」「ポプラ社賞」「本への愛情が伝わるPOP賞」「キャッチコピー賞」「イラスト賞」など10部門計40点が決定した。
応募は学校単位。図書委員会で取り組んだケースが多かったほか、クラスで、また美術の授業で取り組んだ、というケースもあったという。
さまざまな読書活動の中で、ビブリオバトルなど人前での発表が得意でない、作文が苦手、といった場合もあるが、POPは「絵を描くのが好き」などの得意分野を生かして好きな本への想いを表現・発信する機会になる。選書や読書を楽しみ、さらに「伝える」面白さを味わえる実践だ。同社では、来年度も同コンテストを開催予定だ。https://www.poplar.co.jp/schoolLibrary/pop-contest/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2019年3月18日号掲載