公共図書館や学校図書館を使って調べ、まとめた作品を募集する「第21回 図書館を使った調べる学習コンクール」の受賞者が決定した。国内外の小学生~大人から寄せられた応募作品総数は9万1908点。各地域で優れた作品を選考する「地域コンクール」も119の自治体で開催された。自らの疑問をテーマに、図書館で調べ、フィールドワークなどを通じてわかったことや考えたことをまとめた受賞作品からは、作者の好奇心、調べる楽しさや感動が伝わってくる。
21回目を迎えた「図書館を使った調べる学習コンクール」には9万1908作品の応募が寄せられ、前回の7万7453作品を大きく上回った(前年比119%)。地域コンクールも前回より28自治体多い119自治体で開催。いずれも過去最多となった。
応募は小学校1年生以上であれば、国内外から誰でも可能。今回海外からはアメリカ、イタリア、タイなど7か国から応募があった。個人からの応募、学校・図書館等の組織単位での応募のほか、地方自治体などが主催する「地域コンクール」への応募がある。今回の応募総数のうち8万4331作品が地域コンクール応募作品だ。
部門は「調べる学習部門」(小学生の部・低学年、同・中学年、同・高学年、中学生の部、高校生の部、大人の部、子どもと大人の部)、調べた成果を英語でまとめる「調べる学習英語部門」(中学生の部、高校生の部)、図書館を使った調べる学習の指導・支援の実践をまとめる「調べる学習指導・支援部門」の全3部門。また優れた推進活動を行った地域コンクールを「図書館を使った調べる学習活動賞」として表彰する。
表彰式は2月24日に都内で開催される。
受賞作品の詳細は図書館振興財団WEB SITEでご確認ください。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年2月5日号掲載