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図書館

【学校図書館Q&A(19)】よく聞く「読書会」とは一般的にどのようなものですか。

2013年10月21日
連載:みんなで使う学びの場“学校図書館”なるほど!Q&A

Q.よく聞く「読書会」とは一般的にどのようなものですか。

回答者:長尾幸子(全国SLAスーパーバイザー)

A.読書の「感動」や「思い」を共有する

読書会とは、複数の参加者が読書による感想や感動を話し合い、読みを共有したり、一人の読みでは発見できなかった感動や思いに触れたりすることができる会です。

読書会は、さまざまな場面で行うことができます。各教科の授業や総合的な学習の時間、LHRなど児童生徒が全員参加する形もありますし、課外活動として、学校図書館の行事や本好きの有志の会として、実施する形もあります。

また、実施方法も、読み聞かせの後に話し合いの時間を持つ方法、全員で同じ本を読み(輪読、朗読、黙読など)その後話し合いに入る方法、また、前もって指定された本を読んできて話し合いを持つ方法などがあります。

実施にあたっては、参加者が話し合いたいと思うような「魅力的な内容やテーマを持つ本」を選定することが大切です。全員が意見を発表できるために、一つの班の人数は4~10人程度が適切です。クラスなどで実施する場合は、数班作るとよいでしょう。また、主催者(教員や図書委員など)が前もって、話し合う内容を用意しておくことや司会者を決めておくことも必要となります。

参加者は、読書の感動を表現し交流することにより、読書を一層楽しく有意義なものにすることができるのです。

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2013年10月21日号掲載

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