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図書館

【学校図書館Q&A(46)】学校図書館の図書資料と、デジタル資料を両方使った調べ学習に取り組みたいと思います。それぞれの活用方法の違いや注意点はありますか。

2017年10月16日
連載:みんなで使う学びの場“学校図書館”なるほど!Q&A

Q.学校図書館の図書資料と、デジタル資料を両方使った調べ学習に取り組みたいと思います。それぞれの活用方法の違いや注意点はありますか。

回答者:中島晶子(川越市立南古谷小学校 司書教諭)

A.図書資料とデジタル資料の特性活かす

調べ学習では、さまざまな資料を使用することで、より詳しく正確に調べることができます。図書資料、デジタル資料の特性を活かした使い方ができるといいですね。

図書資料の特徴は、著者名や出版元が明記されているので情報の出所がはっきりしている、児童向けに書かれている物も多く理解しやすいといった点が挙げられます。

デジタル資料に分類される物としては、CDやDVDなどの音声や動画、インターネットで得た情報、アプリケーションソフトを使用して得た情報などが挙げられます。特徴としては、新しい情報が得られる、ローカルな情報も得られる、動画などは色や動きが具体的で理解がしやすいといった点が挙げられます。デジタル資料が有効に活用される例としては、体育で運動のこつを調べたり、理科で天気について調べたりするなど、「動きを実際に見ることで理解を深める」「実際には観察しにくい物を調べる」などがあります。

注意点としては、どちらの情報源も出所をきちんと確認して使用することが大切、ということです。複数の資料にあたることで、情報を鵜呑みにしないことを指導したいものです。特にインターネットで情報を得る場合、情報の発信者が不明または匿名だったり、内容が間違ったりしていることも少なくありません。官公庁や地方自治体のHPなど確実性のあるサイトを紹介することも有効です。

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