ICT支援員認定者の多い都府県は順に、東京都219人、大阪府148人、神奈川県142人---NPO法人情報ネットワーク教育活用研究協議会(会長 永野和男 聖心女子大学名誉教授、以下JNK4)は3月20日、ICT 支援員認定者1227 名(全国のICT 支援員認定試験認定合格者2013 年6 月~2018 年11 月)を対象にアンケート調査を実施。3月20日、結果を公表した。
認定者1人あたりの学校数が100校以上になる県は、高知県、秋田県、宮城県、山梨県、愛媛県。80校以上になる県は、愛知県、千葉県。
本調査では対象者に記述式アンケートを実施。回答した238名のうち、現在ICT支援員として働いていないのは118名である。調査から、仕事の内容や環境において、都道府県により大きなばらつきがあること、資格を有した人材がICT 支援にうまくいかされていないこと、ニーズに対して人材が不足していることなどが明らかになった。
ICT 支援員は、GIGA スクール構想の実現にとって必要不可欠だ。そこで今後の課題の検討を目的に本調査を実施した。
ICT支援員に関する認定試験は、2013年6月より、毎年2回(6月および10月または11月)に「教育情報化コーディネータ認定委員会」のICT支援員認定試験実行委員会によって実施している。これまでの総受験者数は、2020年1月の段階で、のべ 2,913 名。合格した者は、1,549 名。このうち30歳未満は15%以下。2019年度は284名が合格している。