TOPPANは、小中学校向けデジタル学習サービス「navima」と、同社が参画している教科書ポータル「EduHub」を紹介。EDIXブースではPC上の使い勝手も体験できる。
AIドリル+協働学習 「navima」
「100%子供が主役の学び」を目指す「navima(ナビマ)」は、普段の授業や家庭学習、朝学習などで活用できるAI型のデジタルドリル。協働学習や管理機能も提供しており、仙台市や大阪市、鹿児島市を始め多数の自治体や私立国立小中学校で導入されている。
次の3つの機能がある。
■「マイドリル」で個別最適に学ぶ
5教科(国語、算数数学、理科、社会、英語)を提供。ドリルに紐づいた動画・解説で理解を深め、自身の学習の達成度を把握できる。
間違えた問題については同系統の単元や学年を繰り下がって最適な基礎問題を出題。満点の際も一定期間を過ぎて再出題する。プリント印刷や回収、採点などの手間が不要になり、教員は誤答傾向の分析などに時間をかけることができる。
■「学び合いツール」で協働的に学ぶ
探究学習では「他者参照」がポイントであると言われている。本ツールでは皆の作品や提出物に「いいね」やコメントをつけることができ、教科書に準拠した探究教材も提供。
授業ごとに教員が課題を配信・児童生徒が提出でき、提出物を一覧表示して比較・採点することもできる。
■教員・教委向け「管理ツール」
今春より教職員用のダッシュボードを充実。学習状況をより見やすくすることで、教員の指導を支援する。データ活用の観点で、学校現場からも期待されている。
「習熟度ヒートマップ」ではクラス全体の進捗状況や習熟度状況を4段階の色で確認でき、支援や声がけにつなげることができ、個人単位の取組も確認できる。任意でグループ設定をすれば学年単位の理解度もひと目でわかり、授業計画の参考にできる。
教育委員会向け管理機能では学校ごとの活用状況を確認でき、支援が必要な学校の判断に役立つ。4月に立ち上げたnavimaナビでも活用事例やアップデート情報を随時発信予定)。
教科書ポータル「EduHub」
■ユーザ登録を1回で終了 主要機能を無償提供
3月からサービスを開始した教科書ポータル「EduHub」は、デジタル教科書の活用促進を目的として設立した「一社・こども未来教育協議会」が提供しているもので、同社も参画している。
EduHubでは、これまで教科書発行者・教材会社ごとに何度も繰り返し行っていたユーザ登録作業を1回に集約。利用者情報を一元管理し、追加・修正もEduHub上でできる。
各社ビューアを経由せず「EduHub」上に教科書が一覧表示されるため、ユーザにとってもデジタル教科書の利便性が向上。
閲覧ページに関するデジタル教材・コンテンツも表示。利用者情報はMicrosoft365/Google Workspace for Educationに同期する。主要機能は無償で利用可。
参画している教科書会社は東京書籍、啓林館、帝国書院、三省堂。
連携できる教材はプログラミング教材やSDGs・探究教材、図書館ほか。償教材の提供も予定。
申込は自治体単位で受け付け。学校利用の際も教育委員会を通して申し込む。
■関連ブースでセミナーを開催
EduHub参画社であるBPS(超教科書)ブースではEduHubに関する次のセミナーを実施する。▼「教育現場に求められる教育DX戦略の現実」「教科書ポータル『EduHub』について(9日13時15分~/BPS・15-36)
西ホール4F教材コンテンツ 19-43