紙で行ったテストをデジタル化して採点・集計できるデジらく採点2クラウドが5月にバージョンアップした。
■業者テストもそのまま読み込み
1点目が「フレームレス機能」の追加だ。
これまでは、解答用紙作成時にWordテンプレートを使う必要があったが、テンプレート不要、手持ちの解答用紙を使用してテスト採点ができるようになった。自作の小テストや業者テストをそのままスキャナで取り込むだけで(PDFもしくはjpeg)、自動で解答枠を認識。教員は枠ごとに得点配分を入力して採点作業を行い、自動集計できる。
■端末上で採点できる
2点目は、端末上での採点業務の使い勝手の向上だ。
これまで、端末やペンの性能により端末上でマル付けした際の反応という点に課題があった。この機能を高め、どのOSの端末でも円滑に採点業務ができるようにタッチパネル対応とした。
これにより教員は、校内のどこででも採点業務が可能になり、紙に書き込むような操作性でタッチペンによる採点・コメント記入ができる。活用している教員からは「GoogleClassroomでフィードバックしやすくなった」「データ共有が簡単になった」「場所を選ばず採点ができるようになり、使い勝手が向上した」と好評だ。
■手書き英単語を自動採点
これまで「自動採点はカタカナや英数字など1文字のみ」可能であったが、単語も自動採点ができるように機能がバージョンアップ。「手書きでテストしたい」と多くの教員が考えている英単語について、手書きの英単語を自動採点できるようになった。
自動採点機能は今後もバージョンアップ予定。
■マークシートで入試改革
近年、私立高校や大学からの問合せが急増しており、現在全国3万人以上の教職員が活用しているマークシートも紹介。マークシート読み取りの専用機不要、手持ちの複合機などのスキャナ機能でマークシートを導入できるのが「スキャネットシート」だ。
入試会場で試験後すぐにスキャナで読み取ると即自動採点できるので、導入校からは業務フローが大きく変わったという声が届いている。
約4000人の受験者数がある私立高等学校では入試後、受験者が退去後、採点者を集めて採点を始めることができるのが16時であった。それがスキャネットシートを導入したことにより、16時には採点業務が終了するようになったという。
■EDIX特典 無料トライヤル期間を6か月に延長
EDIXブースではデジタル採点の体験やスキャネットシート導入・活用相談に応じる。会期中にスキャネットブースに来訪した学校関係者には無料トライヤル期間を従来の3か月から6か月に延長する。
西ホール1F業務改善 14-44