JMCは教育現場のICT支援の実績から生まれたソリューションを提案する。テーマは「技術革新がもたらす新たな付加価値の創出」。
■3Dメタバースで不登校支援
GIGA端末上で展開できる、新たな居場所・学習空間である「3Dメタバース空間」にはオンライン支援員を配置して自学自習や協働学習等を支える。2023年度から東京都が独自事業で導入しており、24年度は都内28自治体まで拡大した。
メタバース空間ではオンライン学習の参加、感情表現、各種Chat、グループトークや鑑賞など様々な活動が展開でき、ブース内で実体験ができる。
■ゼロトラスト&フルクラウド化支援
ゼロトラストを想定したセキュリティ対策を講じたクラウド環境の設計・構築を支援しており、導入事例を紹介。
教育ビッグデータ利活用についても提案。現在、上越教育大学と協業して展開中だ。
■新しい学習空間へ
従来のPC教室や余裕スペースを利用した「世界観を拡げる」「夢や希望を与える」「学びたくなる」空間づくりを提案。学校ニーズのヒアリング、現地調査、施工、機器搬入設置までトータルで支援しており、導入事例を多数紹介。
■業務改革を支援する
Google Workspace for Education と連携して利用できる業務改善ツール「RESOLTE(リゾルテ)」は、面談調整、カレンダー出力、テスト分析、ふり返り、組み分け機能を提供するもの。
面談調整は希望日時をボタン1つで自動調整。保護者への通知文も作成できる。
カレンダー出力はGoogle カレンダーに入力した予定を、保護者向けや教職員用、生徒用に出力できる。
テスト分析機能はGoogleフォームで実施したテスト結果を分析シートに出力できる。
ふり返り機能はGoogleフォームの回答結果を児童・生徒ごとに集計・蓄積してGoogleスプレッドシート状でふり返ることができる。
組み分けツールは「考慮事項が多く、クラス替え案を作成するのが大変」「五十音順に手入力して名簿を作成するので時間がかかる」などの悩みを解決できるものとして開発した。
■充実したセミナー
生成AI活用と情報教育をテーマにした対談、ゼロトラストセキュリティや教員教育をテーマとした講演や教育委員会・学校事例のセミナーを3日間にわたり開催。
事例報告は、3Dメタバースを活用した不登校支援(東京都、渋谷区)、教育データ利活用(昭和女子大学附属昭和中高)、GIGA端末活用(相模原市、川崎市)、新たな学習空間(南足柄市)、事務処理の効率化(神奈川県教職員組合)、ICT支援員(横浜市)ほかを予定。
西ホール1F業務支援16-62