NEXT GIGAを支える主役に 最新規格Wi-Fi7対応製品
管理ソフトもバージョンアップ・無線環境を自動で最適化
■Wi－Fi7で約5倍の通信速度に
デジタル教科書・教材や学力テストのCBT化、協働学習など、1人１台端末活用はNEXT GIGAに向けて一層増えていくことが予想される。フルノシステムズは「快適無線で安心・安全な環境づくりに NEXT GIGAの学びを支えるWi－Fi7」をコンセプトに、最新規格Wi－Fi7に対応したアクセスポイント（AP）を準備中だ。
日本においてWi－Fi7は2023年12月から利用が可能になった。今後、本規格対応機器が増えていくことになる。
Wi－Fi7の通信速度は、理論値ではWi－Fi6の約5倍で、最大通信速度46Gbpsと、より高速・安定した通信が可能。同時通信時のネットワーク接続が快適になる規格で、「Wi－Fi5から6への変化」以上に大きなインパクトとなるだろう。
なおWi－Fi7の性能を活かすようなルータや有線LANケーブルに見直すことも重要。
■無線LANをよりシンプルに管理
NEXT GIGAに向けて文部科学省はネットワークアセスメントの実施を端末予算配備の条件の１つとしている。ネットワークアセスメントを行うことでネットワークの現状を理解し補強すべき箇所や設定し直すべき箇所を明らかにすることが目的だ。誤ったネットワーク設計により本来のパフォーマンスが発揮できない例もある。
そこでフルノシステムズでは無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」オンプレミス型及びクラウド型双方ともにアップデート。「遠いAPにつながってしまった」「特定のAP（もしくはチャネル）に集中してつながってしまった」「教室間移動の際に近くのＡＰに接続しない」などの要因から遅延が生じるなどのネットワークトラブルを自動で解決する機能を実装した。
本機能により、AP同士で情報交換をして端末を最適なAPに誘導。本機能はUNIFAX3・50より利用できる。
■安全・安心な環境へ
地震などの災害が頻繁に起こっている昨今、学校の避難所機能の強化が求められている。同社の提供しているWi－Fiモードセレクターは、キーを回すだけで災害時専用フリーWi－Fiである00000JAPANに瞬時に切り替えることができる。キーを回すだけなので機器に苦手な人でもすぐに設定できる。
■不審者対策に Wi－Fiで監視カメラ
文部科学省は2023年3月、不審者の学校侵入防止対策の強化について事務連絡を発出した。フルノシステムズの屋外用AP「ACERA330」は１㌔㍍以上先までカバーできる。これを利用することにより低コストで防犯カメラを運用できる。
無線設置のため、配線工事も不要だ。SIMカード不要で運用できるため回線のランニングコストは不要。カメラを通して音声で不審者に注意を喚起することもできる。画面はクラウド上に録画される。
■セミナーを充実
3日間12回セミナーを実施。大学におけるBYOD、NWアセスメントの進め方、新規格Wi－Fi７、NWトラブルシューティング、NEXT GIGAの学びなどをテーマに戸田市教育委員会、茨木県立IT未来高等学校、清泉女子大学が登壇する。詳細はこちら
西ホール１F業務改善／15-44
