佐賀大学代用附属本庄小学校(本村一浩校長)では、従来の教師主導型の一斉授業だけでなく、児童がICTを学習ツールとして有効に活用した、個別最適な学びとしての「自覚的な学び」の創造に取り組んでいる。
「自覚的な学び」では、児童1人ひとりが課題等をもって学習していく「複線型」の授業を基本としている。
児童による自己決定に基づいて、自分のペースで個々に学習を進めたり、必要な相手と協働して学習したりしている。また、Microsoft Teams等のクラウドツールを活用しながら、他者の考えや意見等を効率的に参照する他者参照や相互参照を行いながら、個々の考えを深めていくように授業をデザインしている。
「自覚的な学び」の授業で、教師はどのように支援するのか。
本庄小学校では、児童の関心・意欲を持続させるための課題や教材を提供している。教師の深い教材研究により、教材の開発・選択や学習課題の想定などを進めている。
学びを委ねるだけでなく、より深い学びへと支援することを目指すとともに、児童の深い学びを促すような自覚的な学びでのファシリテーターとしての教師の役割を模索しているところだ。
2025年2月7日(金)の研究発表会では、実際の授業を公開して、自覚的な学びに関する成果を公開する。
▼研究発表会申込はこちら=https://forms.office.com/r/yEB6mwhJf1
教育家庭新聞 2025年1月1日号掲載