2024年9月、「ウェルビーイング向上のための学校施設づくりのアイディア集」が公開された。
地域住民や教職員、専門家や子供たちが参画して「共創」「生活」「学び」「環境」「安全」5つの観点から新しい時代の学びを実現した学校施設のアイディアとそのプロセスの事例を収集。
学校改築のほか、オープンスペースや空き教室、PCルームや職員室、図書館エリアの改造・改修など様々な事例が収集されている。
五城目町立五城目小学校(秋田県)は、PTA主体のワークショップをきっかけに「0歳から100歳以上まで通える学び場」をコンセプトに新校舎を建て替え。
府中市立栗生小学校(広島県)では教室の改修プロセスに子供たちが参加して余裕教室をコミュニティルームとした。
東京学芸大学附属竹早中学校も、生徒参加により余裕教室をリニューアル。産学共同で未来型の学修空間を創出した。
千葉市立美浜打瀬小学校(千葉県)では教職員がワークショップを通して学校施設の設計や校舎デザインについて学び、「心地よい、やる気がでる、集中できる空間づくり」に着手。アイディアをプレゼンしてオープンスペースを改造した。
府中市立府中学園(広島県)の職員室には専門スタッフやスクールサポートスタッフ、ALTの席が確保されている。
文科省HP:「ウェルビーイング向上のための学校施設づくりのアイディア集」
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年10月7日号掲載