学校DX戦略アドバイザーとして、教育DXの推進やGIGAスクール構想の次期段階について、自治体や学校から相談を頂きます。例えば、校内や地域で個別最適な学びを推進したい、新たな技術である生成AIをどう活用すれば良いかなどです。
個別最適な学びへの理解を深めるとともに、生成AIを有効活用するためのサポートを進めています。これまでに支援してきた内容を以下のとおり整理してみました。
校長や教頭等の管理職が明確なビジョンを持って推進できるよう、管理職向けの研修会をサポートしています。特に、管理職が積極的に生成AIを活用して学校運営を進められるよう、生成AIの理解とスキルアップとともに、校内での課題や悩みを共有しながら、推進計画を立案できるようにします。
個別最適な学びや協働的な学びについての理解を深め、情報端末をどの場面でどのように活用させるか、ワークショップ形式で授業デザインを考える研究会を支援しています。また、生成AIを用いた授業研究や校務支援等、新たなテクノロジーの有効活用をサポートしています。
研究会で習得した授業デザインをもとに、研究授業等で新たな学びに挑戦して、主体的な学びへのバージョンアップを図ります。対面とオンラインを組み合わせた継続的なサポートによって、教師や子供たちが自らの変容を実感できるように支援しています。
このように、従来の研修の在り方を根本的に見直して、生成型AIの有効活用も併せて推進し、令和の日本型学校教育の実現をめざした研修支援を進めています。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年12月2日号掲載