小学校、中学校、高等学校を対象に、情報活用能力の育成、個別最適な学び、探究学習等の授業デザイン、カリキュラム開発、学習評価に関するアドバイス、講演、教員研修等をお引き受けしています。
本事業による依頼のほか、教育委員会・教育センター、学校、企業等からの依頼にも対応しています。
リーディングDXスクール、DXハイスクール、自治体が指定しているモデル校等、先導的な取組が期待されている学校では、各学校の実践・研究の方向性を踏まえた情報提供、授業を観察しての助言を行います。
ある学校からは、情報活用能力の育成に関する依頼だったため、設置自治体が提供している情報活用能力の体系をもとに、教科横断的に育成するためのカリキュラムマネジメントの考え方、教科書から情報活用能力の育成に資する学習活動を調べ、共有するワークショップ等を行いました。
別の学校では、個別最適な学びと協働的な学びを支えるICT活用についての依頼でした。
拝見した授業や参加された先生方へのヒアリングをもとに、クラウドを用いて学習計画や振り返りを共有する事例、それぞれの学びを共有したり、持ち寄って協働したりする際の授業デザインについて助言しました。
教育委員会、教育センター等の研修の講師として、学校DX戦略アドバイザーの依頼を受けることもあります。
ある自治体の教員研修では、探究学習と情報活用能力の育成をテーマとしていました。
そこで、総合的な学習および各教科等における探究について解説した後、クラウドや生成AIを用いてプロジェクト型の単元をデザインするワークショプを体験して頂きました。
さまざまな地域・学校からの依頼を通して、GIGAスクール構想を味方に、意欲的にチャレンジしている学校と、活用が進まず苦労している学校の差が開きつつあるように感じています。
NEXTGIGAに向けて、それぞれの実情に応じた次の一歩を見つける機会として、学校DX戦略アドバイザーを活用していただければと思います。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年11月4日号掲載