「そろえる」教育から「1人ひとりを伸ばす」教育へ--新たな学びを充実させるため、渋谷区では全小中学校において1~4校時を教科の学び、5・6校時は教科を横断する総合的な学習の時間や道徳・特別活動の時間「探究『シブヤ未来科』」としている。
シブヤ未来科では、多様な企業や文化・運動施設、自然などを擁する渋谷区全体を探究空間と考えた学びを構築しており、このほど「探究ハンドブック」初版を作成した。
シブヤ未来科スタートの理由や目指す姿、これまで取り組んだ事例のほか、探究を進める上で参考となるような探究レベルを高めるポイントや探究のプロセス、探究基礎スキル、探究設計のヒントや授業設計シート、授業計画表の参考例、リフレクション力を高めるTips、授業設計チェックリスト、カリキュラム案、好きなことから課題を見つけ整理・分析し深めるための探究シートなどをまとめた。監修は信州大学・東原義訓名誉教授。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年10月7日号掲載