広教が提供している「事例で学ぶ 学校情報セキュリティ」(企画・監修 堀田龍也教授・東京学芸大学教職大学院)は、教員のセキュリティ研修を効率よく行うためのeラーニング教材だ。
本教材では、受講者は予め決められた期間内であれば、場所や時間を問わず自分のペースで学習を進めることができる。1つの事例は、おおよそ5分のアニメーション+確認問題の合計10分程度で完了する、コンパクトにまとまったものとなっている。
情報セキュリティの現状の解説から、具体的な事例の紹介、問題を解くことによる知識の確認までを一度に行えるので、教育委員会などの管理者は、研修会や資料の準備にかかる手間を削減することができる。
管理者は、受講してほしい事例を自由に組み合わせて研修コースを作成できる。受講者の学習履歴や進捗状況の把握も可能だ。
受講できる事例は、学校現場で起こる「今」の脅威に対応するため、毎年追加・改訂している。
2024年度版では、著作権や学校でのICT活用に関わる次の4事例を追加した。
このほか、文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に対応した「クラウド時代における情報セキュリティ」、「二要素認証」、「運用規定」、「裏紙の再利用」、「標的型攻撃メール」についてなど、現在全30事例を提供している。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年10月7日号掲載