校務支援システム「スズキ校務シリーズ」が校務DXを実現するWebアプリ「evanix(エヴァニクス)」としてアップデートされる。
名簿機能、出欠席管理、成績、通知表、指導要録、調査書、保健、新体力テスト、週案簿、文書管理(オプション機能)、学校経営ダッシュボード、個別の教育支援計画・指導計画の作成などの機能を網羅。
クラウド化により学校外からでもアクセスできるようになり、教員の多様な働き方を支援する。運用形態は自治体のセキュリティポリシーに合わせることができるよう「SaaS型」と「オンプレミス型」を用意した。
Google Workspace/Microsoft Entra IDのアカウント情報による認証に対応。SAML認証によるSSO(シングルサインオン)ができる。
ID・パスワード+機器(USB認証)+生体といった複数の要素を取り入れた多要素認証にも対応。通信経路やサーバ内のデータベースを暗号化することで、高度なセキュリティの実現を目指す(一部サービスには別途費用が発生)。
国際技術標準「OneRoster」などにより、学習eポータル・教育行政データ・福祉系データ等との名簿連携を目指す。またAPI連携により、学校経営・自治体運営等に関するデータを集約。各学校の状況を把握でき、様々な判断に役立てることができるようにする。
汎用的なクラウドツールとの連携を前提に開発しつつ教務・保健・学籍等に関する機能を特に充実。同社が提供する教育クラウドサービス「edu-cube」とも連携しておりedu-cubeで保護者が登録した欠席連絡データをそのまま出席簿に登録できる。
「一般」「システム管理者」「管理職」「教務」「養護」などの権限を職員に割り振ることで、各教員画面には日々の業務に必要な機能のみ表示。業務内容に合わせた画面設計で直感的に操作できるようにする。
データ入力をサポートする機能も充実。通知表や指導要録のデータの入力画面では、入力完了時にデータをロックする機能を搭載。ロックの解除は管理者のみ行うことができるため、データの改ざんなどの事故を防ぐ。入力途中の場合にはロックができないため、発行前に未完成の帳票に気付くことができる。
対応OSはWindows10以降及びChromeOS。対応ブラウザはMicrosoft Edge(IEモードを除く)及びGoogle Chrome。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年10月7日号掲載