デジタル庁は2020年3月に開催した「GIGAスクール 自治体ピッチ」に続き(当時は内閣官房IT総合戦略室が主催)、本年4月18日・19日に「GIGAスクール 自治体ピッチ第2弾」を対面とオンラインのハイブリッドで開催する。文部科学省は共催。
2020年に開催した第1弾と大きく異なる点は市町村教育委員会に加えて都道府県教育委員会の参加を求めている点だ。
これは、GIGAスクール構想における情報端末の更新について文部科学省は、都道府県協議会を立ち上げた上で共同調達することを求めているため。
当日は3OS事業者や端末事業者によるリアルタイムのプレゼンテーションを実施。なおリアルタイムのプレゼンテーションについては基本パッケージ5・5万円及びSIM含めた応用パッケージ等を想定し、枠を設けて抽選等で発表事業者を決定する予定。現在、リアルタイムのプレゼンテーションを希望する事業者を募集しているところだ。併せて、リアルで提案できなかった事業者も含めてオンデマンド配信も実施。
実施事業者は現在調達中で、会場などの詳細は事業者決定後となり4月以降公表予定。
共同調達不参加には次の条件を満たす必要がある。主に政令市等を想定している。
●高度な教育を行うため、最低スペック基準を上回るスペックであり、かつ共通仕様書に定めるスペックより高スペックの端末を導入する
●共通仕様書に定めるスペックより低いスペックであるが最低スペック基準を満たす端末を導入する
●指定都市またはこれと同等以上の人口規模を有する市町村
●2024年度においては同年度の途中に学校現場での調達端末の運用を開始する必要がある等、やむを得ない事情がある場合
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年3月4日号掲載