「デジらく採点2クラウド」が入試でデジタル採点システムを利用する際により使いやすくなるよう9月に機能追加を行った。
1つ目は、分散採点時、サブ採点者による採点の進捗状況を管理者の画面に表示させることを可能にした点だ。本機能により各教員の採点進捗状況を把握しやすくなった。
管理者は、異なるロケーションにいる採点者の進捗を「作業開始前」「作業中」「作業中断」「作業完了」のステータスで把握できるので、クラウドシステムのメリットを活かすことができる。
次に、入試の採点において受験者番号と受験者名を非表示にしたまま採点をしたいという要望に応え、採点時、受験者番号と受験者名を非表示にできるようにした。表示/非表示の設定は科目ごとに設定できる。
「デジらく採点2クラウド」ではGoogle Classroomのテスト返却機能を提供している。これに加えてMicrosoft Teamsの連携機能も追加。関東圏や兵庫、大阪などTeamsを使って返却している学校の要望に応えた。
現在全国3万人以上の教職員が活用しているマークシートも紹介。
マークシート読み取りの専用機不要、手持ちの複合機などのスキャナ機能でマークシートを導入できるのが「スキャネットシート」だ。近年、私立高校や大学からの問合せが急増している。
入試会場で試験後すぐにスキャナで読み取ると即自動採点できるので、導入校からは業務フローが大きく変わったという声が届いている。約4000人の受験者数がある私立高等学校では、入試後、受験者が退去後、採点者を集めて採点を始めることができるのが16時であった。それが本シートを導入したことにより、16時には採点業務が終了するようになったという。
EDIXブースではデジタル採点の体験やスキャネットシート導入・活用相談に応じる。
会期中に展示ブースに来訪した学校関係者には無料トライアル期間を従来の3か月から6か月に延長する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年9月9日号掲載