㈱ソリトンシステムズは教員向け「校務DXソリューション」と児童生徒向け「GIGAソリューション」をそれぞれ提案する。
教員向け校務DXとして「端末」「クラウドシステム」それぞれのログイン時に多要素認証により安全を図る仕組みを提案。
Windows端末へのログイン時は「SmartOn ID」による多要素認証(生体情報等+パスワード)で確実に本人を確認。SSO(シングルサインオン)にも対応し、パスワード運用の負荷を軽減する。
さらに、ゼロトラストソリューションのクラウド認証基盤「Soliton OneGate」を経由することにより「デジタル証明書をインストールしている教員端末のみ」が校務系システムに接続。デジタル証明書+ID・パスワードによる多要素認証で安全を図る。
Chromebookの校務活用ニーズに対応した校務DXモデルも提案。
教員端末にデータを残さない仕組みとして、今季リリース予定のセキュアコンテナ「Soliton Secure Workspace」を提供。端末上に安全な「保護領域」を作ることで校外での教員端末活用のリスクを低減することができる。
児童生徒の校内外での端末活用の安全を図るWebフィルタリングの導入は必須だ。
不適切サイトへのアクセス対策ができる「Soliton DNS Guard for Education」は国産のDNS(ドメインネームシステム)型Webフィルタリングとして唯一、時間帯制御ができる。
URLフィルタリングと異なりDNSレベルで設定するため設定作業がシンプルな点がメリット。本機能により、持ち帰り学習端末の深夜のネット利用や学習コンテンツ以外の接続の制御が可能。
デジタル証明書により、校内無線LANに接続できる端末を限定することができるセキュリティ対策として「NetAttest EPS」を提供。無許可の持ち込み端末は校内無線LANに接続させない。第2期に向けたGIGAモデルを展示する。
ネットワーク環境のボトルネックとなることが多いものがDHCP機能(IPアドレスを自動で割り振る機能)だ。
授業中、一斉にネットワークに接続した際に「IPアドレスの割り振り」に時間がかかり遅延する場合がある。そこで、「高速で」IPアドレス割り振りを行う「NetAttest D3」による解決策を提案。第2期に向けたGIGAモデルを展示する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2024年9月9日号掲載