仮想ホワイトボードの共同作業空間やデジタル付せんとして教育機関に広く活用されているGoogleJamboardが2024年12月31日をもってサービスを終了する。これまで通り活用できるのは2024年10月1日まで。それ以降は表示専用になり、新規作成や編集ができなくなり、サービス終了後はすべてのデータにアクセスできなくなる。Googleでは、Jamboard上のデータを終了前にダウンロードすることを推奨している。これまで蓄積してきたデータは、後継ツールとして提供するFigJam等のホワイトボードパートナーが提供するツールにエクスポートできる。
Jamboardと同等の機能に加え、テンプレート、ネイティブ投票、タイマー、図作成ツール、スタンプ、ステッカーなどの機能を装備。GoogleMeetとの連携機能がある。Chrome拡張機能を利用してカレンダーに添付できる。HPで移行ガイドや紹介動画、設定、教員向けテンプレートを提供している。デフォルトでは13歳未満は使用できないが、米国と日本では、Figma for Educationプログラムにより学校および学区全体に導入できる。
Figma,Incの日本法人であるFigma Japanでは教育委員会や教員を対象にFigJamのオンラインセミナーを10月に実施。現在見逃し配信登録を受け付け中。
GoogleはGoogleスライドに縦書き表示にするためのChrome拡張機能を追加した。ChromeWebストアからインストールできる。なお印刷には反映されないためスクリーンショット等で画像化する必要がある。本機能は実証用でフィードバックを受け付けている。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年12月4日号掲載