(株)マンタが運営する「さくら連絡網」は、教育機関に特化した連絡網サービスだ。全国2700校が導入し、約110万人の利用者がいる。
メール、LINE、アプリの3つの媒体で大切な情報を確実に届けるのが特徴。それぞれについて4つまで連絡先を登録できる。
文部科学省が進める「学校・保護者等間における連絡手段のデジタル化の推進」に対応しており、欠席・遅刻連絡のオンライン化、保護者アンケートのオンライン化、プリントのデジタル配布など教員の働き方改革を支援する機能を搭載している。
さくら連絡網が2024年度に向けて力を入れているのが「多言語対応」だ。
対応するのは、日本語、英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語(×2)、フィリピン語、ベトナム語、インドネシア語、韓国語の10言語。保護者は、自分に合った言語を選択できる。また、利用者が使用するマニュアルや登録手順書などのドキュメントも各言語で提供される。
翻訳エンジンを搭載しており、学校から送信するお知らせなどの連絡も自動翻訳して利用者に届けることができ、教員や保護者が各自で翻訳する手間を削減することができる。また、災害時など急ぎでお知らせを送りたい時にも迅速に対応できる。
なお翻訳エンジンの利用についてはオプション扱いとなる。
教員の負担軽減のために保護者向けのサポート窓口も設けており、教員の働き方改革を支援する。▼詳細=https://さくら連絡網.jp/
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年10月2日号掲載