文部科学省「2022年度教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査」によると、現在8割以上の市区町村が、教員の働き方改革のためにICTツールを導入している。「デジタル採点システム」もその1つだ。これは、試験やテストの解答用紙をスキャンしてPC画面上で採点する仕組み。近年採用する学校や自治体での一括導入事例も増えた。デジタル採点システム「採点ナビ」(教育ソフトウェア)もこの1年で導入校が増えているという。現在、機能制限なしで試せる無料体験キャンペーンを実施中だ。
教員の「使いやすさ」を重視して開発したデジタル採点システム。採点業務のスピードアップと効率化を図ることができ、採点結果をすぐにデータ化・自動集計することができる。
普段使っているテストの解答用紙をそのまま使用でき、PCに不慣れな教員でも使いこなせるよう、事前設定が簡単にできるように設計した。
機能を絞った「かんたんモード」、複数人で分担して採点ができる「分散採点モード」など用途に応じたモードを用意。日常的な定期テストから入試まで幅広く活用できる。
記号選択問題はAI文字認識機能による自動採点が可能。記述設問への部分点の付与やコメント入力もできる。
インストール版ではマーク認識機能を搭載しており、クラウド版でも今後搭載予定だ。
Google Classroomと連携しており、採点後、生徒にテストをペーパーレスで返却することもできる。
「採点ナビ」の導入校は昨年の約500校から2倍以上と1年で大幅に増加しているという。
従来のネットワーク分離型や校内での活用を想定したインストール版に加えて校外からも採点できデータ共有もできるクラウド版を提供している。
教育ソフトウェアではユーザがデジタル採点に対し何を期待・評価しているのかを調べるため、「採点ナビ」利用者の声を集計。その結果を分析したところ、教員は「働き方改革に有効」「教育効果が期待できる」「採点精度が上がる」の3点をメリットと考えていることがわかった(下参照)。
今後も同社では、ユーザの声を生かしさらに使いやすいデジタル採点システムとなるように各種機能を随時アップデートしていく考えだ。
「働き方改革」について
「教育効果」について
「採点精度」について
現在、デジタル採点ソフト「採点ナビ」を機能制限なしで試すことができる無料体験キャンペーンを実施中。今期のテストで試すことも可能だ。
▼問合せ=㈱教育ソフトウェア ℡042・649・9600
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年7月3日号掲載