ソリトンシステムズは、フルクラウド環境でもオンプレミス環境でも安価にシングルサインオン環境と高セキュリティ環境を提供する仕組みを提案。確実に本人を認証する方法を組み合わせることで不正アクセスから情報を守る。
｢ゼロトラストとは何か｣についてわかりやすく説明するコーナーも設け、過渡的な環境での相談にも応じている。ブースでは次の3製品を紹介する。
｢Soliton OneGate｣は、クラウドサービスへの認証を｢デジタル証明書｣を活用した多要素認証で行い、高セキュリティを実現。デジタル証明書は、｢教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインハンドブック｣で推奨された認証の仕組みだ。これを各端末に発行することで、校務支援システムや各社が提供するクラウドツール(Microsoft Teams/Google for Education)等にアクセスできる端末を判別。IDやパスワードを搾取されたとしてもデジタル証明書がない端末のアクセスを拒否して情報漏えいを防止(フィッシング対策)し、ログイン時は時間帯・位置情報などから不審なログインを禁止する。
クラウドとオンプレミスのハイブリッド環境でも｢デジタル証明書｣を利用した多要素認証のシングルサインオン環境を提供できる。｢クラウドメールにアクセスできるのは教員用端末のみ｣等の設定など、どの端末がどのデータまでアクセスできるのかを管理する。1人複数端末利用にも対応。
教員用端末入れ替え時に顔認証システムを検討・導入する教育委員会が増えている。｢SmartOnID｣は、18年連続国内シェア1位の多要素認証ソリューション。端末認証を生体情報(顔、指紋、静脈)やICカード等を組み合わせて強化する。顔認証ではマスク着用時も正確に認証。USBメモリやアプリケーションの利用範囲も制御でき、シングルサインオン環境も提供する。
クラウド環境でも既存のネットワーク分離環境でもなりすましを防御。共用端末の場合は利用者ごとに設定し、誰が利用したのかを記録できる。
フィルタリング製品を導入している教育委員会・学校は多いが、子供の端末活用の自由度が広がるに伴い、柔軟な設定が求められている。
｢Soliton DNS Guard for Education｣は時間帯ごとのポリシーを学年やクラス単位ごとに設定でき、校内でも自宅でもセキュリティを高めるDNSフィルタリング製品だ。リアルタイムに更新される脅威ドメイン情報を元に、端末が通信しようとしているサイト等を判断。危険と判定された場合は通信を自動的にブロックする。
▼詳細=www.soliton.co.jp/lp/education/
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年6月5日号掲載
