採点業務をデジタル化する「デジらく採点2」にクラウド版が新登場した。導入校等から届く「クラウド版」のニーズに応えた。
クラウド版ニーズはここ1年で急激に高まっているという。クラウド版はインストール不要でIDとパスワードを入力するだけで使用でき、自宅でも学校でも採点業務をデジタル化できる。
採点結果はクラウド上で管理。端末に児童生徒の成績データが残らない。
2022年10月よりクラウド版の実証を約30校で行っており、使い勝手等を検証。バージョンアップを逐次行っている。
「デジらく採点2」は、解答用紙を市販のスキャナ・複合機で読み取る仕組みで、これまでのテスト方式を生かしたデジタル化を実現。定期テストのほか日常的な小テストも同様の手順でデジタル化できる。採点時間をこれまでの3分の1程度に短縮し、正確な採点を可能にする。複数教員で手分けして分散して採点することもできる。採点後の分析データを児童生徒の学習指導に生かすこともでき、個人成績、得点度数分布表、問題別正答率など14種類の帳票が出力できる。
スキャネットはGoogleのテクニカルパートナー認定を受けており、早期からGoogle Classroomとの連携を実装し多くの学校で使われている。1クリックで答案返却・成績通知を設定でき、ユーザからも良い評価を得ている。
ユーザからの要望により大学・高等学校等で導入されているクラウド型LMSシステム「manaba」は連携済。今後も校務システムとの連携を進めていく。導入後も専用ダイヤルとメールで無料サポートを提供。
同社では「デジらく採点2クラウドとGoogle Classroomで採点業務DX」をテーマにGoogle for Educationブース内のデモシアターに登壇する。日時は6月16日13時10分~13時40分。
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教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年6月5日号掲載