熊本県教育委員会(白石伸一教育長)では、「KI(くまもとICT)3つのチャレンジ」と「熊本県ICT活用推進研修パッケージ」を展開し、各学校での教育情報化の取組を支援している。
「KI 3つのチャレンジ」では、児童生徒のICTの活用度合い等を指数化している。
情報活用能力等の資質・能力の育成に関する「KIスキル」、児童生徒のICT活用度の向上に関する「KIユーズ」、自他を大切にする態度の育成に関する「KIモラル」の3項目を掲げている。
「熊本県ICT活用推進研修パッケージ」では、研修等を通して教員のICT活用指導力の向上を図るための多様なコンテンツを提供している。
熊本県教育委員会ホームページ上で、教科・校種・テーマ別のガイドブック集や、ICT活用・情報モラル動画を提供している。また、集合・訪問支援型の研修だけでなく、オンライン研修等を実施し、ICT活用に関する研修を総合的かつ体系的に推進している。
現在、日本教育工学協会が進める学校情報化認定に積極的に取り組み、熊本県内全体での優良校や先進地域を増やしている。
2022年内には、県内の公立学校340校が優良校に、4町村(大津町、益城町、氷川町、水上村)が先進地域に認定されている。特設応援サイト「くまもとGIGAスクールプロジェクト」では、学校情報化優良校が8割を越えた県内の自治体を公開。随時更新している。
熊本県教育委員会のチャレンジにより、県内全体の教育情報化の底上げが確実に進んでいる。
https://sites.google.com/g.bears.ed.jp/kumamotogiga/
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年3月6日号掲載