埼玉県の戸田市立戸田東小学校・戸田東中学校(髙橋博美校長・鈴木研二校長)は、戸田型PBL(プロジェクト型学習)に力を入れて、子供主体の新たな学びを進めている。
特例校制度の利用、STEAM Labの設置など、新たな学びのための教育環境を整備している。1人1台端末や3Dプリンタ、ドローン等、新しいテクノロジーを積極的に活用して、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させ、子供たちが新たな価値を創造するSTEAM教育に取り組んでいる。
グループで進めるPBLでは、個別に学習する子もいれば、ペアで協働制作する子供たちもいて、「個別学習と協働学習が共存」している。3Dプリンタで学習成果物を制作する子供、カレンダーで学習計画を作成する子供、フォームを用いてアンケートを収集・分析する子供、ドローンを飛行させて成果のデモを披露する子供、新たなテクノロジーを賢く取り入れて挑戦する子供たちの姿が見られ、各自の目的に沿って、ICTを学習ツールとして使いこなしている。
プロジェクト型学習の中で子供たちから学び、学びの方向性についてアドバイスする教師の姿勢。まさに、戸田市が目指す子供の学びの伴走者といえる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年2月6日号掲載